【読解】中級ドイツ語ニュース:戦争への懸念 “Angst vor Krieg“【動画解説あり】

こんにちは、マルチリンガルのナナです。

ドイツ語読解の基本

1.動詞を探す

2.その動詞の時制を見る

3.文の中に二つ目、三つ目の動詞があれば探す(補助動詞、助動詞など)

4.主語と目的語を探す

5.文の全体を理解する

 

※具体的なドイツ語読解のやり方は動画で説明していますのでご覧ください。 

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今日のニュース

1.ドイツ語全文

Angst vor Krieg

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Zwischen den Ländern Ukraine und Russland gibt es Streit. Kriegs-Schiffe aus Russland haben Kriegs-Schiffe aus der Ukraine beschossen. Die Regierung von der Ukraine bittet Deutschland um Hilfe.

Der Präsident von der Ukraine heißt Petro Poroschenko. Er hat gesagt: Wenn es so weiter geht, könnte es einen großen Krieg geben. Poroschenko sagt: Andere Länder, zum Beispiel Deutschland, müssen Russland stoppen. Am besten sollten sie dazu eigene Kriegs-Schiffe schicken. Das will die Bundes-Regierung aber nicht machen. Bundes-Kanzlerin Merkel sagt: Der Streit muss friedlich gelöst werden.

In Russland regiert Präsident Wladimir Putin. Seine Regierung sagt: Die Schiffe von der Ukraine sind in russisches Gebiet gefahren. Deshalb haben die russischen Schiffe sie angegriffen. Das war im Schwarzen Meer, vor der Halb-Insel Krim. Um die Krim gab es früher schon Streit zwischen den beiden Ländern.*1

2.おおまかな要約

クリミア半島側の黒海で、ロシアの軍艦がウクライナの軍艦に発砲した。ウクライナはドイツをはじめとする他国に助けを要請した。

ウクライナのポロシェンコ大統領は、ロシアの暴走を止めるためにこちら側も軍艦を用意したい意向を示したが、ドイツのメルケル首相はそれを拒否、平和に交渉すべきだとした。

一方でロシアを率いるプーチン大統領は、ウクライナ側の軍艦がロシア領域に侵入したための発砲だったと説明した。

 

3.文を読解する

・Zwischen den Ländern Ukraine und Russland gibt es Streit.

1. 動詞: es gibt(geben)= ~がある、~がいる

例文:Es gibt viele Beispiele = たくさんの事例がある

           Es gibt viele Menschen = たくさんの人がいる

※人でもモノでも使えます。

2.zwischen = ~の間で(2つの間)

文:Zwischen den Ländern Ukraine und Russland

  =ウクライナとロシアの国家間で

3.Streit = 喧嘩、衝突

4.全文訳:Zwischen den Ländern Ukraine und Russland gibt es Streit.

  =ウクライナとロシアの間で衝突がおきている。

☆☆

 ・ Kriegs-Schiffe aus Russland haben Kriegs-Schiffe aus der Ukraine beschossen.

1.動詞:beschossen(beschießen)= 撃った、発砲した

     haben ~ beschossen = ~を撃った(過去形)

2.Kriegs-Schiffe aus Russland =ロシアの軍艦 (主語、1格)

  Kriegs-Schiffe aus der Ukraine = ウクライナの軍艦 (目的語、4格)

3.全文訳: Kriegs-Schiffe aus Russland haben Kriegs-Schiffe aus der Ukraine beschossen.

      =ロシアの軍艦はウクライナの軍艦を撃った。

※注意点:なぜロシアには冠詞がついていないのに、ウクライナには冠詞がつくのか?

これは、その国が中性名詞だった場合冠詞がつきません。女性名詞と男性名詞の国の場合は冠詞がつきます。ちなみにウクライナは女性名詞です。

 ☆☆

 Die Regierung von der Ukraine bittet Deutschland um Hilfe.

1.動詞:bittet(bitten)= お願いする、求める

2.um Hilfe = 助け

       um HIlfe bitten = 助けを求める

3.Die Regierung von der Ukraine =ウクライナ政府

4.全文訳: ・Die Regierung von der Ukraine bittet Deutschland um Hilfe.

      =ウクライナ政府はドイツに助けを求めている。

☆☆

・Er hat gesagt: Wenn es so weiter geht, könnte es einen großen Krieg geben.

1.3つの文からなっているので、先に3つに分ける。

ーEr hat gesagt =彼は言った

ー Wenn es so weiter geht = もしそのまま進んだら(副文*2

ーkönnte es einen großen Krieg geben → 今から分析します↓

2.動詞:geben : es gibt = ~がある、いる

3.助動詞:könnte (können):~だろう(接続詞Ⅱ)

  könnte es ~ geben =~があるだろう

4.einen großen Krieg = 大きな戦争

5.全文訳:Er hat gesagt: Wenn es so weiter geht, könnte es einen großen Krieg geben.

     =彼は、このままいったら大きな戦争になるだろうと言った。

☆☆

・Andere Länder, zum Beispiel Deutschland, müssen Russland stoppen.

1.まずコンマの中にあるzum Beispiel Deutschland(=たとえばドイツ)を抜いて分析する。

2.一つの文にする:Andere Länder  müssen Russland stoppen.

3.動詞:stoppen(原型のまま)=~を止める

4.助動詞:müssen(原型まま)=しなければならない

5.Andere Länder =ほかの国々

6.全文訳:Andere Länder, zum Beispiel Deutschland, müssen Russland stoppen.

      =ほかの国々、例えばドイツはロシアを止めなければならない。

☆☆

・Am besten sollten sie dazu eigene Kriegs-Schiffe schicken.

1.動詞:schicken(原型まま) = 送る

      dazu schicken = そこに送る

2.助動詞:sollten(sollen)= ~してはどうだろう(接続詞Ⅱ)

3.eigene Kriegs-Schiffe =自分たちの軍艦

4.Am besten = 最善、一番

5.全文訳:Am besten sollten sie dazu eigene Kriegs-Schiffe schicken.

      =最善は自分たちの軍艦をそこに送ったらどうだろう。

☆☆

・Der Streit muss friedlich gelöst werden.(受動態文)

1.動詞:gelöst (löschen) = 解決した

2.助動詞:muss(müssen)= ~しなければならない

3.補助動詞:werden = 受動態。werden自体に意味はない

4. friedlich=平和に

5.全文訳:Der Streit muss friedlich gelöst werden.

      =衝突は平和に解決されなければならない。

☆☆

 ・In Russland regiert Präsident Wladimir Putin.

1.動詞:regieren = 主導する、率いる

  この動詞は目的語があってもなくても良い。下の例はどちらも正しい。

・Putin regiert in Russrand =プーチンはロシア主導する。

・Putin regiert Russrand = プーチンはロシア主導する。

※ちなみに同義語のführenは目的語が必要。

※動画では「プーチンはドイツで率いている」と間違えて発言していますm(__)mありえません。プーチンはロシアの大統領です。失礼しましたm(__)m

☆☆

・Die Schiffe von der Ukraine sind in russisches Gebiet gefahren.

1.動詞:gefahren(fahren)=行った、進入した

2.補助動詞:sind(sein)

3.Die Schiffe von der Ukraine =ウクライナの船

4.in russisches Gebiet  = ロシアの領域に

5.全文訳:Die Schiffe von der Ukraine sind in russisches Gebiet gefahren.

      =ウクライナの船がロシアの領域に入った。

※ここでも動画で間違えて「ウクライナの船がドイツの領域に入った」と間違えて発言しています。当然ロシアの領域です。たびたび申し訳ありませんm(__)m

☆☆

・Das war im Schwarzen Meer, vor der Halb-Insel Krim.

1.補助動詞:war(sein)

2. im Schwarzen Meer =黒海で

3.vor der Halb-Insel Krim =クリミア半島の前

4.全文訳:Das war im Schwarzen Meer, vor der Halb-Insel Krim.

  =それはクリミア半島側の黒海だった。

☆☆

・Um die Krim gab es früher schon Streit zwischen den beiden Ländern.

1.動詞:es gab (今日の一文目参照)

2.Um die Krim = クリミアの周りで

3.früher schon Streit = 以前すでに衝突

4.zwischen den beiden Ländern = 二国間で

5.全文:Um die Krim gab es früher schon Streit zwischen den beiden Ländern.

     =クリミアの周りでは以前、すでに二か国間の衝突があった。

 

☆☆

4.読解とリスニングを同時に!一石二鳥のおすすめ勉強法

動画とこの記事では、おもに「ドイツ語の読解」方法の一つを紹介しています。しかし読解だけではなく、リスニングを鍛える最強のツールでもあります。

このニュースのドイツ語読解は、主に初級の最後~中級の最初のレベルです。 主要な文法をまぁまぁ覚え、「少しドイツ語に慣れてきたかな?」レベルのドイツ語学習者がもう一つ前に行くために、「ドイツ語を聴いて理解する力」をつけることをお勧めします。

だからぜひ読解だけではなく、リスニングも平行してやってほしい。

ここに、読解+リスニングを一石二鳥で習得するおすすめの勉強法を紹介します。

1.動画を流し見る→だいたいの流れや読解方法が理解できる。

2.サイト内の「2.ニュースの要約」をもう一度軽く読む。

3.サイト内の「ドイツ語全文」を見ながら音声をなんども聴く。←大事!

音声:Angst vor Kriegをクリックして、右側の「Text hören」を押すと、ゆっくりした音声が流れます。もっと速いものを聴きたい人は、動画の最初に速いバージョンの音声を入れていますので、それを繰り返し聴くのもいいです。どの音声でもいいので、何度も聴きましょう。

4.「文の読解」を見て、一つ一つの文法や単語を確認する。

5.その後またリスニングに戻る。

6.次のテーマの記事に行く。←めちゃ大事!

※この記事の文や単語を覚えるまで完璧にやるより、ある程度理解したらすぐ次のテーマへ行くこと。完璧主義は語学の敵です。完璧にやってると一生終わりません。

7.1~6を習慣化する。

 それでは!もう一度動画を見て復習、ついでにリスニングも一緒に鍛えましょう!

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ドイツ語の読解は初めは超絶に複雑に感じます。でも非常に論理的なので、曖昧なものがありません。レベルが上がれば上がるほど楽になります。応援しています(*^-^*)

Nana☆