【読解】中級ドイツ語ニュース6:放送受信料は合法”Rundfunk-Beitrag ist rechtens“【動画解説あり】

こんにちは、マルチリンガルのナナです。

今回は私もさんざんな目にあった、ドイツ公共放送局(ARD)のたかり行為についてです。日本のNHK受信料のようなものですね。

しかしNHKの場合は「テレビのある家は強制徴収」ですが、ドイツの場合はもっとひどい。「ドイツで住居に住んでいる」だけで各家庭ごとに、毎月17、5ユーロが強制的に徴収されます。

ドイツで住民登録をすると、ある日いきなり知らないところからドイツ語で「これだけ毎月払え」という紙が送られてきます。よく分からなくて放置していると知の果てまで追いかけてきますので、ドイツ留学や移住を考えている方は「Rundfunk-Beitrag」にはくれぐれもご注意を。

不理屈ですが払わなければ過剰金がのせられたり、銀行口座が止められたりと大変なことになりますのであきらめて必ず毎月払いましょう。抗議しても時間の無駄です。

・・・なんですが、非論理的なことが嫌いなドイツ人、特に毎月安くないお金を無意味に徴収されるシステムには大きな不満が出ています。今日はそれについての記事です。

 

ドイツ語の読解はきっちり手順どおりにやれば難しくないよ!!

ドイツ語読解の基本

1.動詞を探す(だいたい文の2番目か最後)

2.その動詞の時制を見る

3.文の中に二つ目、三つ目の動詞があれば探す(補助動詞、助動詞など)

4.主語と目的語を探す

5.文の全体を理解する

 

※具体的なドイツ語読解のやり方は動画で説明していますのでご覧ください

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 1.ドイツ語全文

Rundfunk-Beitrag ist rechtens

Der deutsche Rundfunk-Beitrag verstößt nicht gegen das Gesetz in der Europäischen Union. Das hat der Europäische Gerichtshof entschieden.

Die Richter in dem Land Luxemburg haben gesagt: Der Rundfunk-Beitrag ist keine verbotene staatliche Beihilfe. Der Beitrag wird seit 2013 für jede Wohnung berechnet. Vorher war er abhängig von der Zahl der Radios und Fernseher in der Wohnung. Mehrere Beitrags-Zahler hatten gegen die neuen Regeln geklagt.

Der Rundfunk-Beitrag beträgt 17 Euro 50 im Monat. Er ist die wichtigste Einnahme für ARD, ZDF und Deutschlandradio.

Das Bundesverfassungs-Gericht ist das höchste deutsche Gericht. Es hatte den Rundfunk-Beitrag Mitte Juli für verfassungs-gemäß erklärt.*1

 2.おおまかな要約

 ドイツの放送受信料は合法である、との判決を欧州司法裁判所が下した。放送受信料は、以前は各家庭のテレビやラジオの数によって徴収されていたが、2013年からは各住居に月々一律17、5ユーロの支払いが命じられている。多くの住民が訴えているものの、ドイツの最高裁でも今年7月に合法と判断が下されているが、一定の私営テレビ局やラジオ局が国からの助成金を受け取ることへの不平等さなど不満が高まっている。

3.文を読解する

・Der deutsche Rundfunk-Beitrag verstößt nicht gegen das Gesetz in der Europäischen Union. 

 1.動詞:verstößt(verstoßen)=破る、違反する

gegen die Regeln verstoßen = 規則を破る

2.何が?:Der deutsche Rundfunk-Beitrag = ドイツの放送受信料

3.何に?:gegen das Gesetz = 法律

4.どこの?:in der Europäischen Union = EUの

5.全文訳:ドイツの放送受信料はEUの法律に違反していない。

☆☆

・ Das hat der Europäische Gerichtshof entschieden.

1.動詞:entschieden(entscheiden)= 決定した、判断した

2.補助動詞:hat

3.誰が?:der Europäische Gerichtshof = 欧州司法裁判所

4.全文:欧州司法裁判所がそのように判決を下した。

☆☆

・Die Richter in dem Land Luxemburg haben gesagt: Der Rundfunk-Beitrag ist keine verbotene staatliche Beihilfe.

1.Die Richter in dem Land Luxemburg haben gesagt: = ルクセンブルク出身の裁判官たちは行った。

2.動詞:ist(sein)

3.keine verbotene staatliche Beihilfe = 禁止されていない国有の助成金

4.全文訳:ルクセンブルク出身の裁判官たちは、放送受信料は(法律で)禁止されてはいない国有の助成金である、と発言した。

☆☆

・Der Beitrag wird seit 2013 für jede Wohnung berechnet.

1.動詞:berechnet (berechnen)= 計算する、見積もる

2.補助動詞:wird (werden + PartizipII =Passivsatz)

3.何が?:Der Beitrag = 契約(ここでは受信料)

4.誰に?:für jede Wohnung = 各住居

5.いつから?:seit 2013 = 2013年から

6.全文訳:その受信料は2013年から各住居に対して見積もられている。

☆☆

・ Vorher war er abhängig von der Zahl der Radios und Fernseher in der Wohnung. 

1.動詞:war(sein)

2. abhängig von~ = ~によって違っている

3.何によって?:der Zahl der Radios und Fernseher in der Wohnung = 住居にあるラジオとテレビの数

4.vorher = その前は

5.全文:その前は住居にあるラジオとテレビの数によって(料金が)異なっていた。

☆☆

・Mehrere Beitrags-Zahler hatten gegen die neuen Regeln geklagt.

1.動詞:geklagt(klagen)=不満を行った、訴えた

※gegen~ klagen = ~に対して不満を言う、訴える

2.補助動詞:hatten(hatten + partizipII = plusquamperfekt)

3.誰が?:Mehrere Beitrags-Zahler =たくさんの受信料徴収対象者

4.何に?: die neuen Regeln = 新しい法則

5.全文:たくさんの受信料徴収対象者がその新しい決まりに不満を訴えていた。

☆☆

・Der Rundfunk-Beitrag beträgt 17 Euro 50 im Monat.

1.動詞:beträgt(betragen)=(数、金額が)~である、~になる

2.何が?:Der Rundfunk-Beitrag = 放送受信料

3.im Monat = ひと月

4.全文:放送受信料はひと月17,5ユーロである。

☆☆

・Er ist die wichtigste Einnahme für ARD, ZDF und Deutschlandradio.

1.動詞:ist(sein)

2.die wichtigste Einnahme = 最も重要な収入、売り上げ

3.全文:それ(受信料)はARD、ZDF、ドイツラジオ局にとって最も重要な収入である。

※ZDF:Zweites Deutsches Fernsehen = 第2ドイツテレビ

☆☆

・Das Bundesverfassungs-Gericht ist das höchste deutsche Gericht.

1.動詞:ist(sein)

2.Das Bundesverfassungs-Gericht=連邦憲法裁判所

3.das höchste deutsche Gericht = ドイツの最高裁判所

4.全文:連邦憲法裁判所はドイツの最高裁判所である。

☆☆

・Es hatte den Rundfunk-Beitrag Mitte Juli für verfassungs-gemäß erklärt.

1.動詞:erklärt(erklären)= 説明した

2.補助動詞:hatte(Plusquamperfekt)

3.誰が?:Es(連邦憲法裁判所)

4.誰を?:den Rundfunk-Beitrag = 放送受信料

5.いつ?:Mitte Juli = 7月中ば

6.何を?:für verfassungs-gemäß = 憲法に従って

※fürは前置詞の他に副詞の機能も持っている。ここでは副詞。

7.全文訳:連邦憲法裁判所は7月の半ばに憲法に従って表明していた。

※ドイツの連邦憲法裁判所が出した説明はこちらのページから読めます。↓

https://www.bundesverfassungsgericht.de/SharedDocs/Pressemitteilungen/DE/2018/bvg18-059.html

f:id:nanapupst:20181219193809j:plain

カールスルーエのお城の公園の中にあるドイツの連邦憲法裁判所(最高裁判所)。なんと中がまるみえ。

 

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ドイツ語の文法用語も聞いて理解できると便利です!

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