ドイツ語文法1:人称代名詞と、3種類ある“sie”の使い分け方

ドイツ語文法入門編。第一回目は人称代名詞とsein動詞の勉強です。これで簡単な文が作れるようになります!

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ドイツ語の人称代名詞は6種類あります。

ich = 私(一人称単数)

du(Sie) = あなた(二人称単数)

er, sie, es = 彼、彼女、それ(三人称単数)

wir = 私たち(一人称複数)

ihr = あなたたち(二人称複数)

sie = 彼ら(三人称複数)

 

・なぜ“sie”が3種類もあるの?

なんで“sie”が3つもあるの?

そうなんです、6つの人称代名詞の中に、3つも“sie”が入っているんです。ややこしいですよね。

今からこの3つの“sie”の区別方法をお伝えします。

1.大文字の“Sie”は二人称単数=あなた、という意味ですが丁寧な表現です。

2.小文字の“sie”は三人称単数=彼女、という意味。

3.小文字の“sie”は三人称複数=彼ら、という意味。

 

2と3はどちらも小文字です。どうやって見分ければいいの?

ここで、文の中で必ず出てくる動詞の変化形に注目します。一番基本的なsein動詞を見てみましょう。英語でいうbe動詞にあたる「~は~です。」という言葉です。

この変化形を見てみましょう。

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・三人称単数で始めが小文字の“sie”は“ist”。例文は:sie ist Studentin.=彼女は学生です。

・三人称複数で始めが小文字の“sie”は“sind”。例文は:sie sind Studenten.=彼らは学生です。

・二人称単数で始めが大文字の“Sie”も“sind”。例文は:Sie sind Studenten.=あなた(丁寧形)は学生さんです。

 

これなら区別がつきますね!

が、しかし!

ドイツ語は文の始めは必ず大文字から始めなければならないという規則があります。

もし、

“Sie ist Studentin und Sie sind Lehrer.”=彼女は学生で、あなた(丁寧形)は教師です。

という文と

“Sie ist Studentin und sie sind Lehrer.”=彼女は学生で、彼らは教師です。

といったように、問題の“sie”が文の始めに来なければ大文字か小文字かで主語の人称代名詞が何かを判断できますが、

例えば

“Sie sind Lehrer.” =(?)は教師です。

この文からだけでは主語の“Sie”は「あなた」なのか「彼ら」なのか分かりません。

なので前後の文やシチュエーションから理解しなければなりません。

述語の単語が単数形か複数形かでどちらかを見分けることもできますが、“Lehrer”の場合は単数も複数も同じです。とにかくこの文では主語が誰なのか見分けることはできませんが、大概は背景や動詞の変化形、また名詞の単数形か複数形かといった違いで慣れればすぐに見分けることができます。

このように6つしかないにも関わらず、とってもややこしいドイツ語の人称代名詞ですが、根気よく練習して考えなくても自然に理解できるようになるまでがんばりましょう!

☆☆

中級レベルのドイツ語ニュースの解説もしています。“sie”も頻繁に出てきます。読解やリスニングの練習にどうぞ!

戦争への懸念 “Angst vor Krieg“

ヨーロッパのマフィア“Mafia in Europa”

イスラエルで抗議”Proteste in Israel“

ホッケーの勝利”Erfolge im Hockey“中

ストラスブールでテロ”Anschlag in Straßburg“

放送受信料は合法”Rundfunk-Beitrag ist rechtens“

:電車ストライキ”Bahn-Streik“

☆☆

ドイツ語の文法の複雑な変化形を、書いて書いて書きまくって身に着けたいというドイツ語入門学習者にはこれがおすすめです。これ一冊で文法の練習は十分!私は2冊買って書きまくりました。

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ドイツ語の数々の変化形は慣れなので、何度も何度も間違ったあとにスラスラでてくるようになります。

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